出展者インタビュー

出展者インタビュー

産学官民共同で健康長寿社会の実現をめざす

弘前大学COI研究推進機構
副機構長・教授
村下 公一

弘前大学COI研究推進機構"

日本オープンイノベーション大賞、総理大臣賞受賞
―弘前大学COI『寿命革命』プロジェクト

“COI STREAM(革新的イノベーション創出プログラム)”とは?

“COI STREAM”は、文部科学省から平成25年に採択を受け、10年後の理想社会を想定して、研究や新しい成果を産出し、社会に実現させることで大きなイノベーションを起こそうというものです。

日本は超高齢化社会を迎え、高齢者における健康増進や医療費削減が社会問題になっています。私たちのプロジェクトは、青森県が日本一の短命を解決することと、得たノウハウで同じような課題を抱えているところに貢献できればというところから始まりました。市民の方の検査は、病気にかかる前の健康な人のデータで検査項目は3000項目にもおよぶ膨大なデータです。人間のカラダは複雑でさまざまな因子が影響しあって病気が発症します。この超多目のビッグデータからいままで想定していなかった因子との関連性をみることができ、現在では動脈硬化や糖尿病、認知症などの発症予測モデルの構築が進んでいます。実際に青森県では産学官民や市民独自の健康づくりの動きが加速して成果が出始めています。このノウハウを日本はもちろん、途上国へもSDGsへの貢献ということで広がればと思っています。

産学官民の連携で広がる健康生活

よきパートナーを見つける

私たちがいくら大学で研究し、最先端の知見を生み出しても実社会に届けるのは難しく、何より企業の方との連携が不可欠です。生活者に届けるのはやはり企業さんの商品・サービスの役割ですから。連携できるよきパートナーを見つけることでこの研究成果や知見を社会に還元できると思います。そのパートナーを見つける場としてこの次世代ヘルスケアプロジェクトを有効に活用させてもらっています。パートナーを探すことも大事ですが、いろいろな企業のニーズを聞いて、その中から新たな研究テーマにつながる可能性もあるのでこういう場に参加することはとても有意義ですね。

質の高い展示会

コロナ禍だからこそ高まるヘルスケア

こういうコロナ禍だからこそ世の中の価値観の変化や生活習慣、免疫力を高めたり予防などの健康意識はますます高まっているように思います。今は一部を除いてコロナで事業に影響を受けている企業さんも多い。だからこそ健康という新規ビジネスの探索に活発に動かれているのを感じました。セミナー後には名刺交換の列もでき、いままであまり接触したことがない健康と無縁のような業種の方ともコンタクトをとることができました。

この次世代ヘルスケアプロジェクトには本当に質が高い方が来場されていたように思います。大手さんやベンチャーさんもおられ、やっている内容含めて非常によい企業が参加されている印象です。上場企業や幹部クラスの方も来られ、実際に名刺交換や事務所で打ち合わせも行いました。実社会への還元(社会実装)に向けて、健康への意識を高く持っている企業の方との出会いは大事ですね。